2011年7月20日水曜日

太郎ジロウ物語後編

台風一過の後はyo-sk8放送局で!
前回までのあらすじ
レーオーのツーケーがゴイスーでジュツシューがフィックス

手術の前日にチェックインをすませ、Myルームへ(贅沢にも個室)
東海じゃらんによると、食事は部屋出しでは無く、食堂STYLEとのこと。夕方になって食堂に行くと、手術の前日用の食事はゼリーぐらいのもので、質素なものだった。
トレイを持ってイスに座ろうとすると、なにやらイスに穴が空いており、大 中 小と三種類ある。俺は中サイズに腰を下ろしたのだが、大のサイズはかなりファットな方用で、身体の小さいチャンバーあたりだと、マジでおしりがすっぽりハマっちゃうんじゃないかといらん心配をしながら食事を済ませた。
さてさて、ついに明日手術を迎えるにあたり、はじめての手術&はじめてのおつか…
じゃなくてはじめての入院で、緊張と不安で消灯時間を過ぎても1人ゴソゴソしていると、真面目そうな看護師が、
『眠れないなら、睡眠薬を処方してもらいますけど…。』
二つ返事でお願いすると、早速処方してくれた。
『ホントはテキーラなんかと飲むと効果的なんですけど…今日は水で我慢して下さいね』
と言ったかどうかは忘れたが、そいつを口に放り込んで、すぐに眠りに落ちたのだった。
あくる日、手術の麻酔を腰に打つのだが、それがかなり痛いらしく、その麻酔の為の麻酔を腰に貼り、いざ手術室へ!!
そこでなんと俺は、さぁこれからツーケーにメスをぶっさしますよーってまさにその時に、
俺『あのぉ…手術延期にしてもらえますか?』
先生様『は?なんで?!気分でも悪い?』
俺『いや、そういうわけじゃなくて…なんか今日はやめたほうがいいかなって』
先生様『はぁ?あんたこの状況わかってんの?!ダメダメ!やるよ!』
その瞬間!俺は、『やっぱ今日やめー!』
と上半身を起こした(下半身は麻酔で動かない)ところで、看護師のチャンオバに押さえつけられ、50分受身コース(指名無し)の手術が無事?に延長も無く終了した。後で看護師のチャンオバに、
『あの状況で、やめるって言ったのあんたが初めてだわ。いい歳こいてバカじゃないの?』と結構真剣な顔で言われたので、
俺はとびっきりのムカつく笑顔をチャンオバに投げ返したのだった。(後に仲良しになる)
手術後からは、地獄より一歩手前ぐらいの環境が始まった。まず手始めに、手術後は当然ながらお風呂はおろか、シャワーも浴びれない。まぁ、大体の手術ってそんなもんだろう。問題はここからだ、入院の手引きに、なぜか『女性用ナプキンを用意して下さい』と記してあったので『これ、なぁーに?』と聞くと、術後から必要になりますとのアンサーだけ。特に気にもせず、まぁ傷口から出血だけに、、、なんて冗談まじりで気楽に考えていたが、このナプキンが、オーメンのダミアンも真っ青の悪魔の道具だった。
ここから先は、イメージをフル回転して、想像してほしい!いくぞ?
まず、食事の後でトイレに行って、ウンコをしますよね?ただ術後なので傷口がむき出しの為にウォシュレット及び、紙も使っちゃいけない!だから、なんとそのナプキンは、傷口の出血用では無く!下着をウンコで汚さないための受皿だったのだよ、、
ではどうやって汚れをふくかって?それはね、そのままペンギンの様にヨチヨチとナースセンターへ歩いて、若い看護師のチャンネーも大勢いる前で
『すいませーん!ウンコをしましたので、洗い流して下さーい!』
と元気よくお願いするのだよ。もう詳しくは語らないが、後はリスナーの想像力をぶっ飛ばして理解してほしい!
この『悪魔のばぶばぶ洗浄』で羞恥心と自尊心を完全にやられた俺はその悩みを、入院仲間の、見事な乱杭歯むき出しのジジイに打ち明けると意外なアンサーが返された。
『いいーじゃねーか、兄ちゃん。そんなサービスをタダでやってもらって』
冗談では無くマジな顔でゆうもんだから、ジジイあんたものすんごい変態ですねーと思ったのだが、その逆転の発想で次の日に挑み、いざ現実の『悪魔のばぶばぶ洗浄』を前にすると、あっけなく玉砕するのであった。俺はこの時ほど、食べ物を喉に通したくないと思ったことはない。これからもきっとそうだろう。
入院生活も随分過ぎて、『悪魔のばぶばぶ洗浄』にもがき苦しみながら、いよいよ退院当日を迎えることが出来た。退院直前に当病院名物の『退院後の心得』なる話が院長から伝えられるのだが、スゴイのは、大体この院長の話が7〜8分あるのだが最初から最後まで、一言も何を言ってるのかサッパリわからないのだ。唇の端っこに、ツバをためながら終始、『うがうがぁしゅー、しゅー、うがゅうぅうぅ』これが時間いっぱい続く。
ホントに文字にするとこんな感じだ。よく表現出来たと思うくらいだ。最後にかろうじて、お大事にとおぼしき発音が聞こえたかな?というほどジジイが何を言ってるか理解出来なかった。しかしながら病院はそれをしっかり理解してくれていて、わざわざ
『えー、今、院長が何を伝えたかったといいますとぉ、今日より二年間は、今回の手術箇所が再発した場合は、無償で手術しまーす。それだけ当医院は自身がありまーすと言っておりまーす』と通訳してくれる
のだ。
なるほど、素晴らしい、二年間走行距離無制限がディーラー保障されるわけね。
俺は安心して、その病院を後にした。あれから5年以上が過ぎたが、おかげさまで、あの病院にはお世話になっていない……
どうだったかな?今まさに、事態がおかしい人は、これを聴いたら少しは安心したかな?皆も悩んでないで、さぁ!入院!!
そして、『悪魔のばぶばぶ洗浄』の生贄になるのだよ。
では次回もyo-sk8放送局で!ばぶばぶ










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